曇天が続いた6月が終わり、北海道も本格的な夏に突入しましたね。
ということで今月はどこに登ろうか…。
今回は2日間の日程が押さえられたので
GPV睨めっこしながら検討を重ねた結果
全道的に
1日目が曇り
2日目が晴れ
という予報だったので、
2日の御来光狙いでテント泊で十勝連峰縦走を決意
十勝連峰のテント泊はほぼ1年ぶりです。
昨年は十勝岳温泉登山口からの縦走ルートでテント泊をしたので、
せっかくなら別ルートでということで
①望岳台から入り
②十勝岳山頂
③上ホロテン場で1泊
④上ホロカメットク山山頂で御来光
⑤十勝岳山頂
⑥美瑛岳
⑦ポンビ沢経由で望岳台へ戻る
というルート取りで行くことにしました。
なんかロス感がありますが、まっ、気にせず行きましょう!
-DAY1-
望岳台についたのは12時過ぎ、駐車場は景観を楽しみに来た方々で賑わっていたが、
今から登る人は私たち以外ほとんどいませんでした。
かろうじて雲はあるものの晴れ間の中いよいよ出発です。
出発するなり山頂付近に雲が…。
予報通りとはいえ、曇り空の中高度を上げていきます。
十勝岳 望岳台ルートは何度となく登っていますが、
ひたすら開けたガレ場を直登していく形なので「まだ着かないのか…」感が襲ってくるルートです。
適度な気温の中、高度を上げていきます。
周りはすっかりガスの中
山頂も残念ながらの景観
明日に期待です。
視界不良の中慎重に上ホロ避難小屋を目指します。
十勝岳からの縦走路は、一部かなり細くなっており、視界不良時や強風時は慎重な行動が求められます。
なんとか17時過ぎに
小屋に到着
天候があまり良くないため、テン場も開いています。
天候もいまいちなので急いでテントを設営
何度設営しても中が整理できません…。
雑な性格なもんで…。
早々に晩飯を食し、就寝…。
夜中原因不明の頭痛と吐き気に悶絶したが、気づいたら爆睡
なんだったんだろう…。
ちなみに1日目のコースタイム及び記録です。
-DAY2-
軽く寝坊気味。
いつものことです。
必要最低限の荷物を持って上ホロ山頂を目指します。
夜中は強風でテントが吹き飛ばされそうでしたが、朝は風も穏やかで
雲もなく、綺麗な御来光が期待できそうです。
15分ほど上がると上ホロ山頂へ到着。
山頂は貸し切り状態で素敵な景色が広がっていました。
(残念ながらGPSを持っていかなかったのでログが残っていません。)

上ホロより十勝岳山頂を捉える
山頂での撮影を堪能し、再び上ホロテン場へ到着。
朝食と小休止を図り、いよいよ美瑛岳に向けて出発です。
昨日とは打って変わって晴天の中、登山道を進みます。
十勝岳山頂では多くの登山者が景色を楽しんでいました。
目的地である美瑛岳もはっきり見えます。
ここからが長いです。
序盤は砂地を歩きながら美瑛に近づきます。
重い荷物にペースがなかなか上がりません。
更に美瑛岳はちょっとルートを迷う箇所が多く点在します。
慎重に、ルートを確認しながら山頂へ近づきます。
11時なんとか美瑛岳山頂へ到着
しかし…。
十勝岳が曇ってる><
ここからの景色を見たくてわざわざ来たのに…。
「晴れ待ち入りまーす!」
来た!
雲が切れるー!!

美瑛岳山頂より十勝岳を捉える
美瑛岳山頂からの景色はとても素晴らしいです!
南面は十勝岳、奥に富良野岳が見渡すことができ、
十勝連峰の偉大さが伝わります。
また、北面は、オプタテシケ山やトムラウシ山そして表大雪の山々と
大雪と十勝連峰を繋ぐ山々の連なりを楽しむことが出来ます。
ただ、今回は雲のため、北面はほぼ景観を楽しむことが出来ませんでした。
悔しい…。
また、次回の好天を期待してポンピ沢を経由して望岳台へ戻ることに
ここからが辛い…。
目的を達成した後の下山はどうしても気持ちが乗らないものです。
そして、ポンピ沢は結構
ダラダラと歩かされるコースなので気持ちが折れそうになるんですよね…。
雪渓を渡りながら
あともうちょっとと自分に言い聞かせ、望岳台を目指します。
なんとか美瑛岳下山開始から3時間程度で望岳台へ到着
望岳台では平日にも関わらず、多くの観光客が十勝の山々を見に来ていました。
また、十勝岳山頂には雲がかかっていましたが日差しが強く、とても良い山行工程となりました。
美瑛岳より北面の山は結局景色を楽しむことが出来ませんでしたが、
次回来るときは美瑛富士からオプタテまでの未踏路を踏み
その山様を体で体感してきたいと思うところです。