山は晩秋を迎えた10月中旬
前回の大雪縦走から体調が悪く、
なかなか山に足が向かなかったが、
ちょうど天気もそこそこ良さそうなので気分転換に出かけることに。
今回は秋の日高の山々を望みたくて南日高の楽古岳へ行ってきました。
楽古岳は?
楽古岳(らっこだけ)は、北海道浦河郡浦河町と広尾郡広尾町とにまたがる、標高1,471 mの山である。
日高山脈南部に位置し、日高山脈襟裳国定公園に属する。三角錐の端正な山容で、一等三角点(点名「面射岳」)がある[1]。語源はアイヌ語で「火を消す川」を意味するが猟虎(らっこ)の説もある。古い地図にはオムシャヌプリの名で記される
Wikipediaより引用
夜2時に自宅を出発し向かいます。
天馬街道からの入り口は看板が見づらく、
しっかりとナビ等で確認していくことをお勧めします。
林道を10kmほど進むと楽古山荘へ到着しました。
車が一台停車している。
少しほっとする。
荷物をまとめいざ出発!
出発するとすぐにメナシュンベツ川が現れます。
前半はこの川沿いを登っていきます。
さっそく渡渉。対岸へ
計6回ほど渡渉ポイントがあるようです。
道はピンテがしっかり張ってあって迷うことはありません。
渡渉を数えながら歩いていくと
30分ほどで取りつき位置に到着。
いよいよ、急登と藪漕ぎが始まります。
前日に雨&雪が降ったようで、笹を払うたび、水しぶきが舞い、
びしょびしょに…。
とてもじゃないけど写真を撮る気になれませんでした…。
足元も滑りやすくなっており、なかなかペースが上がりません。
道のいいところでこんな感じ。
ここで膝くらいの笹でした。
先行者もいなく、背の高い笹で視界も悪いので
時折ホイッスルをふきながら登っていきます。
1000mを超えたあたりでかすかに唸り声が聞こえました。
熊か別な生き物か…。
途端にビビりモードに
ホイッスルを吹き、携帯で音楽をガンガン鳴らしながら登っていきます。
1100m付近にくると次第に視界が開けてきましたが、
雪交じりの道に
やっと山頂が見えてきました。
体が冷えるので休憩は短時間にとどめます。
気合を入れて再び高度を上げていきます。
雪が乗った笹をかき分けつつ登っていくと
次第に足が冷たくなってきました。
ムム…。
今回は上下レインウェアにスパッツも履いて完全防備で挑んでいたのに…。
「Gore-Tex」であっても限度を超えると浸水するみたいですね。
歩くたび、ヌチョヌチョする。
我慢しつつ、歩き続け、ついに稜線へ到着。
ここまでくればあと少し…。
稜線は積雪3~5センチ程度
このままツボでも大丈夫そうです。
山頂へ
雪のハイマツをかき分け、最後の登りを終え
10:30山頂到着
3時間で登り切りました。
山頂は美しい日高の山々がきれいに望むことができます
十勝岳
広尾岳
登ってきた沢方面 遠くに見えるのはアポイかなぁ・・・。
一旦靴を脱ぐと水がドバドバ・・・。
ソックスも絞れるくらい水分を含んでいました…。
長居はできないと判断し、山頂からの景色を撮影し、
さっさと食事を済ませて下山します。
山頂で1時間くらいくつろぐのがいつものパターンなのですが、
今回は30分も居なかった。
(雲も多くなってきていたので…。)
足濡れの不安のため、早々に下山
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